過去拍手文。





+サクラサクさんとのコラボ作+





「暑……」
「暑いですよねー、もう汗かいちゃって」



髪をかき上げたときに見えた首筋を凝視したのは内緒だ。



「っていうか、そのスカートは短すぎだろ」
「ドキドキ?」
「…バックプリントのくせに」



ぼか。



「はぁ…、私、職員室に用事あるんで鍵(部室の)渡しときますね」
「あぁ、先にシャワー浴びて待ってるよ」
「はい、じゃあ私もすぐ行きますから先に準備しといてくださいねーってそんなわけないでしょっっ!!」
「いや実は結構本気」
「新聞部部室にシャワーはありません!」
「和室と布団と浴衣は?」
「ありません!!」
「じゃぁあるところだったらいい?」
「は?」
「いい?」
「よ、よくないですよ!何言うんですか!」
「でも和室はうちにないから諦めてくれ」
「話を聞いてください」
「今日もうこれで用事ないよな?」
「ないですけど・・・」
「じゃあ今から行こう」
「は?」
「流石に旅館は無理だが、うちでいいか?」
「いいか、って、よくないですけど」
「じゃあホ、」
「それ以上言うなぁぁっっ!!」
「そんな怒らなくても」
「いいですか!高校生ですよ!健全な付き合いがどうして出来ないんですか!」
「聞きたい?」
「聞きたくないです!」


(ここからサクラサクさん執筆)


「いいですか!高校生ですよ!健全な付き合いがどうして出来ないんですか!」
「聞きたい?」
「聞きたくないです!」
「っつーか高校生だからこそ健全な付き合いだけじゃ物足りないんじゃないのか?」



中坊じゃあるまいし、そこらの本とかビデオじゃ満足出来ないからな。ってか持って無いし興味ないけど…



「そんなこと知りません!!」
「はぁ…つれない奴…」
「こんなことくらいで機嫌損ねないでくださいよ!」
「だってなぁ…俺は本気でお前のこと…」
「え……」



じ。と見つめてやった。お。沸騰して来たな…ってちょっと比喩が過ぎたか…つまり顔が赤くなってきたってこと。



「好きな奴とやりたいって思うことがそんなにいけないことか」
「いけな…くはないです…けど…」
「けど?」
「けど…」
「それとも俺のことが嫌いか?」



ここで冗談でも嫌いなんて言われたら俺はどうするだろうか…



「そんな訳ないじゃないですか!!大っっっ好きです!!!!」
「………」



心配損だったようだ…
けど…



「?……何です?」
「"どうぞ召し上がれ"って言ってるのか?」



違う意味で困ったもんだ。



「何ですかその自分勝手な解釈はっ!!」
「そんなに堂々と告白されてみろ。誰だってそう思う」
「思いませんよっっ!!」
「お前用事あるんじゃなかったのか?」
「あ!そうです!忘れてました!!もうっ!!鳴海さんは部室でおとなしく待ってて下さい!!」
「俺ん家来るんだろ?」
「何言ってんですか!!」
「来ないの?」
「や…別に遊びに行くくらいならいいんですが…」
「遊びに来るんじゃないのか?」
「……何して遊ぶんです……?」
「何って……そりゃ…」
「やっぱりいいです、聞きたくないです」
「何で」
「何でって…鳴海さんのお家にふつーに遊べるものなんて無いでしょう!?」
「プレステならあるぞ」
「じゃプレステします?」
「それだけ?」
「だけ!!です!!」
「小学生のガキかよ…」
「鳴海さんは大人過ぎるんです!!」
「お前のが年上だろ」
「そうですけど…ってもーーーっっ!!とりあえず用事済ませて来ますから待ってて下さい!!」
「はいはい」



「……失礼しましたー」
「遅かったな」
「5分もかかって無いでしょう?あ、そんなに私がいなくて寂しかったんですか?」
「あぁ」
「ここは冗談で流す場面なんですけど…」
「俺は自分に素直に生きてるんでな」
「もういいです…ところで部室ってこっちの方向じゃありませんよね?」
「階段降りてんだから明らかに違うだろうな」
「……」
「ほら、2年の下駄箱はあっちだ」
「分かってますよ!!」



「さて…」
「私を何処に連れて行くつもりです?美少女誘拐犯さん?」
「さぁな?」
「変なとこ連れて行こうとしたら悲鳴あげますからね」
「俺ん家は変なとこじゃないだろう」
「時と場合によっては変なとこになりますけどね」
「じゃあ変なとこにあるお菓子は食わないよな?」
「え……」
「最近またフランスのお菓子を研究し出してな」
「行きます!」
「単純な奴…」
「断っときますけどお菓子だけで結構ですからね!!」
「お菓子を振る舞ってやる俺へのお返しは?」
「普段こんなに尽くしてるんですからちゃらです」
「……そんなんで俺が納得するなんて思って無いよな?」
「………思ってませんよ…」
「それは了解の合図と取っていいんだな?」
「好きにして下さい」
「………」
「……」
「……やっぱいい…」
「え?」
「どっちか一人が乗り気じゃない時にやっても意味が無い」
「……」
「なんだその顔は…」
「いえ…私って大事にされてるのかなぁ…と思いまして…」
「当たり前だ」
「……やっぱり鳴海さん大好き〜」
「ばか……」



(サクラサクさんありがとうございました)









+










さよならを言った口が今私とキスしてる、それってどういうことよ。
突き放した腕が私を抱きしめて、冷めていた目が今は情熱を孕んで。
あの頃に戻っていくのですか。
空回りばっかりしてた恋愛ごっこの日へ?
そんなのもうまっぴらなの。

だからどうか気まぐれでありますように。









+










嫌いなもの。この微妙な距離。

嫌いな人。冷血漢。鬼。悪魔。意地悪な人。

嫌いなこと。諦めること

好きな人、隣の人。

大事なもの。あなたの心。

素敵なこと。あなたを思う気持。

どうしようもないもの。もう戻れない恋。
(長いものが終わるときほど悲しいもの。)









+









「・・・なんで馬乗り」
「腹が減ってるもので」
「提案!」
「はい、結崎さん」
「餓死したらどうでしょう」
「そりゃ酷い」
「どうでもいいから早くどいてください」
「それは無理だな」
「ぜぇぇぇぇったいしません」
「ぜぇぇぇぇぇぇったいする」
「したら明日の朝日は拝めないと思ってください」
「そんなことしたら明日の昼飯はないと思え」



じれったいカップルだ。(全く)









+








「…ひな」
「ママがはやくいらっしゃいって」
「んー……」
「ママがおこりますよー」
「んー……」
「またくちきいてもらえなくなりますよー」
「あと一分・・・」
「だいじなおはなしもあるっていってましたよー」
「んー……」
「Yシャツの口紅とかー」
「んー…………」
もう一生起きたくないです。

(こんな話はありません)